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平成23年9月市議会定例会 招集挨拶


平成23年9月市議会定例会 招集挨拶

 

 おはようございます。
 本日、平成23年第5回9月小諸市議会定例会を開催いたしましたところ、議員各位にはご多用中お差し繰りをいただき、ご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。


 さて、9月定例会の開会に先立ち、所感を述べさせていただきます。
 小諸市は、かつては地の利を得て、商都として発展を遂げてまいりましたが、社会・経済状況の変化など時代の変遷とともに次第に活力が失われ、特に、長野新幹線の開業により小諸駅が特急の停車しないローカル駅となりましてからは、街中のにぎわいも急速に失われてまいりました。公共機関や大型商業施設、事業所などの撤退や市外移転も相次ぎ、往時の面影を偲ぶべくもない程になってしまいました。
 そうした中にあって、私は、「小諸を元気にしたい。かつての小諸の元気を取り戻したい」との一念で市長選に立候補し、これまで己を捨て、全身全霊をかけて、市政の発展のために様々な施策に取り組んでまいりました。
 その最たるものは、今まさに最大の懸案事項となっております、「小諸厚生総合病院の再構築と市庁舎整備」であります。
 この計画は、少子化と超高齢化という、もはや如何ともしがたい社会の大きな流れの中において、小諸市が小諸市としてのアイデンティティーを保ち、持続可能な自治体として在り続けるための唯一の道は、「小諸厚生総合病院を核としたコンパクトシティの構築を通じ、市民の『安全と安心』を何よりも大切にする、医療と福祉のまちづくりに取り組むことである」との思いに至った結果であります。
 このため、平成21年3月に市庁舎と小諸厚生総合病院との交換移転計画を市民の皆様へご提案いたしましたが、その後の市民の皆様との話し合いや議会での議論を踏まえるとともに、新たな状況の変化を考慮し、更なる検討を重ねる中から、より良い方向に収斂されてきたと感じており、現在考え得る最良の案として、「小諸市役所敷地での小諸厚生総合病院と市庁舎の併設による再構築」をご提案し、議員各位にもご議論をお願いしているところであります。
 これら懸案事項の推進には多額の費用がかかりますが、後ほど申し上げます決算行政報告のとおり、平成22年度もほぼ良好な決算状況となり、私が市長に就任する前の平成15年度と平成22年度とを比較いたしますと、一般会計の基金残高、即ち貯金は36億円余り増加し、小諸市全体での市債残高、即ち借金は元利合計で43億円余り減少するなど、厳しい社会・経済状況が続いている中ではありますが、幸いにも健全財政を維持してきております。
 もちろんこのことは、一人私の力だけによるものではなく、議員各位をはじめ、市民の皆様のご理解とご協力の賜物であり、あらためて感謝を申し上げる次第であります。
 日本は今、3月11日の東日本大震災や福島の原子力発電所の事故、そして、最近の急激な円高の進行や米国債の格下げによる世界的な景気減速への懸念など、様々な不安定要素を抱えており、先行きは極めて不透明です。
 しかし、だからと言って、石橋を叩いてばかりいては、事態は悪化こそすれ、何も改善されません。もちろん、小諸市の再生もあり得ません。今こそ、小諸市の将来に禍根を残すことのないよう、現在の健全な財政状況と超低金利を梃子に、勇気と信念をもって、小諸市の起死回生に向けた第一歩を踏み出すべきときであると思います。まさに、小諸市の興廃はこの一年にあると思います。
 小諸厚生総合病院の再構築について、「そんなに急ぐ必要はない」とか、「市は小諸厚生総合病院がなくなってしまうと、いたずらに不安を煽り立てている、おどかしている」などといったご意見が、誠に残念ですが依然として聞かれます。しかし、長野県厚生連からは、「9月までに覚書の締結がなされなければ、小諸厚生総合病院の再構築は先送りになる」との表明がなされておりますとおり、この機を逃せば、いつ再構築できるのか見通しがつかなくなるというのが客観的な情勢であります。
 私は、熟慮を重ねた結果、これらの状況を総合的に判断し、今定例会において市庁舎再構築関係予算を提案させていただくことといたしました。
 事業の推進にあたり、これまでの進め方について様々なご意見がありますことは、私も承知しております。「計画が二転三転していて場当たり的だ」とか「市が一方的に決めて強引に進めようとしている」といった意見をいただいております。
 しかしながらそれは、市民の皆様との話し合いや議会での議論を踏まえ、そしてまた、3月11日の未曾有の東日本大震災や国によるハザードマップの公表などの新たな状況の変化を考慮し、計画を変更してきた結果であり、より良い計画に練り上げられてきたというふうにご理解いただきたいと思います。
 小諸市の将来をも左右するこの重大な転換期にある小諸市政の最高責任者として、私には、将来の小諸市民に対し、恥ずることのない、責任ある決断をする責務があります。そのためには、一つの考え方に固執することなく、新たな状況の変化に柔軟に対応し、その時点で考え得る最良の方策を見出すことが大切であると思っております。
今、大切なのは、しっかりと前を見据え、小諸市の将来を考えることであります。小諸市の将来にとって、今何をなすべきか、後向きな議論ではなく、建設的な議論をし、行動を起こすことであると思います。
 あらためて申し上げますが、この機を逃せば、小諸厚生総合病院の再構築はできません。そして、小諸市の再生もあり得ません。私はそのように確信しております。
 議員各位におかれましては、何卒こうした状況をご賢察の上、大局的な見地から、今9月定例会において建設的なご議論をいただき、将来の評価に耐え得る、賢明なご判断を賜りますよう、切にお願いを申し上げます。


 なお、本議会にご提案申し上げます議案は、
・小諸市教育委員会委員任命の同意についての人事案件が1件
・小諸市土地開発公社経営状況を説明する書類の提出についての報告案件が1件
・平成22年度小諸市一般会計歳入歳出決算認定について 以下、決算認定案件が17件
・小諸市市税条例等の一部を改正する条例 以下、条例案件が2件
・佐久広域連合規約の変更について 以下、一般案件が2件
・平成23年度小諸市一般会計補正予算(第3号) 以下、補正予算が15件
合わせて38件でございます。

 本議会にご提案申し上げました議案の詳細につきましては、後ほど、それぞれご説明を申し上げますが、何卒よろしくご審議をいただきまして、ご決議、ご同意を賜りますようお願い申し上げ、議会招集の挨拶といたします。


−お問い合わせ−
総務部 企画課
電話0267-22-1700
FAX0267-23-8766